新型コロナウイルス感染症-「正しく恐れる」の難しさ

200404-1
天気も良くて釣り日和、ならばと釣りに行くところですが、土曜日なので、自粛しました。世間では、不要不急の外出を控える動きが見られます。自粛すべき内容は、マスコミ等により情報が流れていますが、レジャー全般にも波及し、釣りも例外ではない感じになってます。
「3つの密を避けましょう」というのは、理にかなったものだとは思います。①換気の悪い密閉空間、②多数が集まる密集場所、③間近で会話や発声する密接場面、これらの条件がそろった場所は集団発生のリスクが高いといわれます。これに不要不急の外出を控えれば問題ないということですが、そうかなと思われる行動があります。それは、スーパーなどでの買い物です。当然、お店の従業員の方々はマスクを着用し、消毒液を準備されていますが、利用者はどうでしょう。自宅待機の子供とその家族が押し寄せ、平日にも関わらず年末のような大賑わい、楽しく会話をしながらと、平時なら微笑ましい光景も今のご時世ではちょっと異様です。自ら3つの密を作り上げている感じです。
日本は他の欧米諸国に比べ、ヘルスリテラシーが低いといわれます。身近にコロナの患者が発生でもしない限り、予防に対して正しく真剣に向き合わないのだと思います。以前、私は細菌検査の仕事に従事したことがあります。手指消毒や個人防護具の正しい使い方等はしっかりやってきました。その目でみると、マスクの装着状態や扱い方が、一般世間では十分でないことが判ります。鼻が隠れていなかったり、位置を直すのに頻繁に手で触ったりと色々あります。その触った手で商品を触り、元に戻している。このような行為も少なからず感染経路の一つになるかと思います。
以前、感染制御の研修会で、「正しく恐れよ」という内容のお話がありました。正確な科学的根拠で状況を正しく理解して恐れるということでしたが、一般世間的には、なかなか難しいかと思います。不要不急な外出は控えながら、一方では手抜きな予防法で安心しているという現状を見る限り、そのように感じます。もう少し、マスコミも「何人発生した」とか不安感を与えるばかりでなく、もっと手指消毒やマスクの取り扱い等の予防法を発信すべきだと思います。
有名なYouTuberが釣りを一定期間活動停止するという内容があり、賛同の声があるようです。ある程度影響のある人が発信すると効果は絶大ですが、釣りをすることが良くない風潮になるのは避けたいものです。「3つの密」を避け、一人釣行で楽しむ分については、問題ないと思います。餌などは混雑しない時間に事前に買っておくとか、混まない時間に釣行するとか、人との接触をさける方法はいくらでもあるはずです。
正しく恐れて、行動していきたいものです。

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urachan

熊本県(主に上天草市)で、遠投カゴを使用したマダイ釣りの記録です。

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